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下肢のシビレ腰痛を起こす椎間板ヘルニア

骨と骨と間に挟まれ椎間板の中心部にゼリー状の髄核と呼ばれる物資が納まっています。

この物質がなんらかの原因で飛び出し足先のシビレや腰痛を起すのが椎間板のヘルニアです。

首にも生じますが、最も多いのが腰部から仙椎の間に生じます。

施術法について

単にヘルニアが見られるだけで腰痛が起きませんので、お尻や足まわりの筋肉が硬くなりすぎて痛みやシビレ感を生じている例が多いと言えます。

それは、骨盤の位置的変化から、腰臀部を幾層にも覆う筋靱帯に異常緊張を生じさせ、足やお尻に痛みを感じ、硬くなった筋肉が神経を引っ張り・圧迫してシビレを感じていると考えられます。

腰の痛みやシビレの真の原因が仙腸関節の癒合不全や滑走不全で生じている場合はゆがみを取り省く施術で徐々に筋肉を緩めていくことで改善されます。

ヘルニアと腰臀部の筋肉の異常緊張症状とは共通する症状が多くありますので、手術を考えられる前に本当の、その痛みがヘルニアからきているのかの識別が必要です。

当院で手技と鍼灸併用により、筋肉の異常緊張痛からきている痛みやシビレを緩和させる事が出来ます。

通常、リハビリでは、低周波やマイクロ・温熱療法や牽引などが行われますが、牽引につては、効き目がない場合や悪化する例がよくありますので、その際は病院の担当者に相談しましょう。

手術については各種方法がありますが、手術を受けるのは最後の選択です。

現在では、殆どのヘルニアは手術しなくても改善することが知られており、手術するしないに関わらず、10年後の成績は変わらない。

つまり手術しなくても治ることが知られています。

どのような原因でヘルニアになると考えられているか?

現在の医学ではどうしてヘルニアが生じるのか明確な原因はつかめていませが、有力な説としては二つ上げられます。

1、姿勢不良や負荷のかかる状態で予想以上の圧力が椎間板や背骨にかかった、また、繰り返し圧力がかかった。
2、年齢とともに椎間板が劣化して、小さな外傷の繰り返しや組織の歪により椎間板の変性がすすんだ。

しかし、青壮年期の疾患で20歳から40歳代に発症する事を考えると、上記の説では説明がつきずらいのは確かです。

足先のシビレや下肢の痛み感覚の異常などがでます。

主なヘルニア症状として、足先のシビレや感覚の異常などです。

※※ヘルニアで圧迫されていりう神経は最新の画像診断から判明しますので、圧迫を受けた神経と感覚異常・シビレなどの場所が同じかどうかは重要です。※※

例えば、圧迫が右L4(右腰神経4番目)なら右足の親指周りのシビレ・感覚に異常がみられます。

また、腰を前に倒す動作をする事で痛みや下肢のシビレは増強し、この時の症状は腰だけでなく、太ももの裏から足先にまで痛みやシビレを感じるようになります。

さらに、前に倒した状態から首を前に倒すと、よりいっそう痛みが増強します。

神経根の圧迫だけでは痛みやシビレを生じることは殆んどありません。

神経根および、その周辺組織が圧迫されると、血行障害が起こり循環不全に陥ります。
また、周辺組織に出血や浮腫が現れると、なお神経根への刺激を強め、このような状況下で神経根は炎症を起し、この炎症が原因で痛みやシビレが生じると考えられています。

実際には、骨盤変位の長期化により仙骨と大腿骨を結ぶ梨状筋やその他の筋肉が過度に緊張する ことで、その直下を通り下肢に向う坐骨神経を圧迫している例が大半であると考えられます。

神経根の炎症が長期にわたると圧迫がとれても、変性した神経根は元にもどらなくなり、シビレが消失しない場合もあります。

手術をしても改善しない場合もあります

通常、病院の画像診断よる所見から診断されまていますが、実際にヘルニアが真の原因 で腰痛を生じていのか、またはそれ以外の原因なのかは判定は難しのです。

最新のレーザー手術をしても痛みが以前と変わらないと言はれる方は決して少なくありません。

膀胱や直腸障害など馬尾症候群と言はれる症状がでている場合や、明らかに日常生活に支障をきたすなど、医師の判断による手術も適切です

しかし、ヘルニアが発見されたとしても、それが原因で痛みやシビレか出ているのかどうかの判断は容易に出来ません。

これまでヘルニアと診断されても、理学検査で圧迫されていると予測される神経領域以外の痛みや、全く違う領域に痛みやシビレを感じる方もいます 。

長期間神経が圧迫もしくは炎症などに侵されていると、正常な骨盤の状態に戻しても神経機能が回復不能に陥っているため、シビレ感だけが残ると考えられます。

これは、他のアプローチでも同様であると言えます。

まず初期には足の 感覚異常が出現しますが、日常生活でも我慢できないほどの症状でないため、整形外科への受診が遅れる事が非常に多く、 下肢の筋力まで低下し始めてから初めて受診されるパターンが多いと言えます。