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自律神経に効果がある爪もみ療法とは?

自律神経免疫療法の一つである爪もみと言う名前を聞かれたことはありますか?これは、鍼灸の一種で慢性の腰痛など難治性の疾患にも用いられます。
また、この療法はご自宅でも気軽に行えます。

手先の爪の生え際を刺激する事で自律神経のバランスを正常に導くと考えられています。

自律神経には交感神経と副交感神経が相互に影響を及ぼしなががらバランスを保っています。

病気は交感神経と副交感神経のアンバランスから発生すると考えられています。

どちらか一方が過剰に反応したり、或いは 不足したりすることにより免疫システムに異常をきたし体を蝕んでいきます。

鍼灸で爪生え際を刺激する事により交感神経や副交感神経のバランスが整えられ、人間に本来より備わる治癒力や免疫機能を正常に働かせます。

爪の生え際を刺激します。

個人でされるかたは鍼灸は出来ませんので、指の先端で爪の生え際を強めにつかんで刺激します。

例えば先が少し鋭利なもの(ボールペン等)などでも可能です。

軽すぎる刺激ではダメですので強い目に行いますが、決して出血 させないように注意が必要です。
出来ればあまり鋭利なものは避けてください。

慢性腰痛に対する方法

慢性腰痛では小指の手足の爪先左右を重点的に刺激します。

一日一~三回、全ての爪の生え際を20秒かけて刺激していき、腰痛の症状に効果的な小指の手足先端は念入りにしてください。

通常、効果が現れるもでに3ヶ月以上は要しますので(早ければ 数週間)根気よく気長に行いましょう。
また、副作用ははぼ皆無でありますので、ご安心して頂ける方法です。

急性の腰痛や、一般的な腰痛の症状なら 爪もみよりも、即効性がある治療や代替療法が数多く存在しますのでそちらで十分です。

しかし、慢性腰痛で原因が不明である場合や難治性の疾患などで、通常の方法で効果があがらない場合には有効であると考えます。

医師や臨床家の方法

自律神経免疫療法が福田医師により考案された当初は手先の先端を注射針で刺激していましたが、現在では医師や歯科医師がレーザー針、電子針やより刺激の少ない磁気針などを用いて頭部から足先まで刺激して いく方法も取り入れられてきています。

一方の鍼灸師は血液検査が出来ませんので、鍼灸などをもちいて患者さんの症状やその状態を確認しながらの方法になります。